明覚寺霊感商法詐欺事件で逮捕された西川義俊の現在は?仰天で話題に

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2025年5月27日放送の『ザ!世界仰天ニュース』では、衝撃の宗教詐欺事件「明覚寺霊感商法詐欺事件」が特集され、大きな話題となっています。

2時間スペシャルで紹介されたこの事件は、なんと総額124億円にも及ぶ巨額詐欺。オウム真理教と並び、「法令違反を理由に解散命令が下された宗教法人」という、極めて稀なケースとして知られています。

本記事では、この事件の首謀者であり、詐欺罪で逮捕された西川義俊の現在について徹底調査し、事件の全貌や社会に与えた影響についても詳しく解説します。

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目次

明覚寺霊感商法とは何だったのか?

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明覚寺とは、元々は高野山真言宗に属する宗教法人でした。

しかし、1990年代には「霊感商法」による詐欺事件を引き起こし、ついには文化庁から宗教法人としての解散命令が出されました。

オウム真理教に続く、解散命令の衝撃

宗教法人に対する「解散命令」は非常に稀であり、日本国内ではオウム真理教に次ぐ2例目となったのが明覚寺です。

このことからも、明覚寺の詐欺行為がいかに悪質だったかが伺えます。


明覚寺詐欺事件で逮捕された西川義俊とは何者だったのか?

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西川義俊(にしかわ よしとし)は、1940年生まれ。大阪府立大学経済学部を卒業後、大手製薬会社に営業職として就職します。

しかし、サラリーマンとしての生活に限界を感じた西川は、脱サラし「避妊具の訪問販売業」を始めます。

ところが商売はうまくいかず、次に目を付けたのが「宗教ビジネス」でした。


明覚寺水子供養を悪用した“霊感商法”の始まり

1984年、西川は千葉県野田市に水子菩薩を扱う販売会社を設立。一方で、京都の真言宗醍醐派の寺に通い、1985年には修験道教師となり、1986年には得度を受けて僧侶となります。

1987年には茨城県太子町に宗教法人「大覚寺(のちの明覚寺)」を設立し、いわゆる“霊視商法”を開始。内容は以下のようなものでした。

  • 霊視料3,000円で人を集める

  • 「あなたには水子の霊がついている」と告げる

  • 「供養しないと家族に不幸が起きる」と脅す

  • 供養料として数十万円から数百万円を要求する

このようにして西川は、人々の不安や悲しみにつけ込み、巨額の金を巻き上げていったのです。


全国27カ所の“霊視営業所”

1992年、西川は休眠状態だった「高野山明覚寺」を再興し、これを本山として全国に27の拠点寺院を開設。これらは実質的に「営業所」であり、すべてに「霊能者マニュアル」が配布されていました。

驚くべきことに、霊能者を演じていたのは元避妊具販売員たち。彼らに「霊視のロールプレイング研修」を行い、ターゲットを心理的に追い詰めるマニュアルが徹底されていました。

供養料の合計は、なんと124億円以上。日本犯罪史に残る「宗教を装ったビジネス詐欺事件」として、社会に大きな衝撃を与えました。


西川義俊逮捕から裁判、そして懲役刑へ

1995年、愛知県警がついに強制捜査に踏み切り、翌1996年に西川義俊と幹部僧侶たちが詐欺罪で逮捕されました。1999年には有罪判決が下され、最終的に2003年4月、最高裁で懲役6年の実刑判決が確定

2002年には文化庁が和歌山地裁に「明覚寺の解散命令」を請求し、これが認められたことで、明覚寺は宗教法人としての資格を失いました。


西川義俊の現在は?消息を追う

では、西川義俊は現在どうしているのでしょうか?

年齢は85歳前後

1940年生まれの西川は、2025年現在で85歳前後。実刑確定後、2003年から服役したと考えられますので、6年の刑期を全うしたとすれば2009年前後には出所しているはずです。

出所後の動向は不明

出所後のメディア報道や公式情報はなく、現在どこで何をしているのかは明らかになっていません。ただし、高齢であることから、すでに一般社会との接点を持たず、静かに余生を送っている可能性が高いでしょう。

また、明覚寺事件の関係者たちもほとんどが表舞台から姿を消しており、ネット上でも目立った動向は確認できていません。


仰天ニュースで再注目された理由

2025年5月27日放送の『仰天ニュース』では、この事件が改めて取り上げられます

番組では、実際の供養マニュアルの内容や、霊能者役として訓練された販売員たちの証言など、衝撃的な裏側が次々に明かされました。

視聴者からはSNSを中心に「こんな詐欺がまかり通っていたのが信じられない」「今でも似たような霊感商法があるのでは?」といった声が多数上がっています。


まとめ:明覚寺事件が残した教訓

明覚寺霊感商法詐欺事件は、宗教を装った詐欺がどれほど人々の心を巧妙に操ることができるか、そしてどれほどの金銭的・精神的被害をもたらすかを示した象徴的な事件です。

現在、西川義俊の消息は不明ですが、この事件を風化させず、再発防止のためにも記憶に留める必要があります。2025年の今こそ、私たち一人ひとりが「信仰」と「ビジネス」の線引きを見極める目を持つことが大切です。

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