北海道函館市で衝撃的な事件が発生しました。2025年6月2日、函館市美原1丁目のアパートに住む兄弟が、同居していた父親の遺体を遺棄したとして逮捕されました。
死体遺棄容疑で逮捕されたのは、**工藤正昭容疑者（52）と、弟の工藤隆昭容疑者（47）**です。
この記事では、2人の顔画像や生い立ち、経歴、そして事件が起きた自宅アパートの情報や、背景にある経済的困窮の実態まで詳しくまとめました。
事件の概要：父親の遺体を「葬式代がない」理由で放置
2025年6月2日、函館市の福祉施設職員から警察に「午後5時半ごろ安否確認に行くので、同行してほしい」との連絡がありました。
通報を受けた警察が職員と共に現場へ向かったところ、函館市美原1丁目にあるアパートの一室で、83歳の男性・工藤幸美さんが布団をかけられた状態で遺体となって発見されまたようです
同居していた息子2人、工藤正昭容疑者と工藤隆昭容疑者はその場におり、警察の事情聴取に対し、父親が亡くなっているのを知りながらも届け出をしていなかったことを認めたため、その場で死体遺棄の疑いで逮捕されました。
工藤正昭容疑者（52）の顔画像・経歴・生い立ちは？
現時点で、工藤正昭容疑者の顔画像は公表されていません。報道機関でもモザイク処理された映像のみが流れており、SNSなどでも本人と断定できる画像は見つかっていません。
経歴について分かっているのは、職業がとび職であったこと。肉体労働に従事していたことから、過去には建設現場などで働いていたと考えられます。しかし、安定した収入があったかどうかは不明で、今回の事件からも経済的に困窮していた可能性が高いと見られています。
生い立ちについては詳細な情報は明らかになっていませんが、父親である工藤幸美さんと、弟の工藤隆昭容疑者との3人暮らしをしていたようです。家族構成からしても、社会的に孤立していた可能性があるようです
工藤隆昭容疑者（47）の顔画像・経歴・生い立ちは？
弟である工藤隆昭容疑者（47）も、兄と同じく顔画像は公開されていません。報道によれば無職であり、収入源がなかったことが明らかになっています。
彼の供述では「葬儀代のお金がなかったので、父の遺体を家に放置していました」と語っており、社会的支援や親族からの援助も受けられなかった様子
年齢からしても、長期間にわたって職に就いていなかった可能性が高く、生活保護や福祉制度を十分に利用できていなかった背景が推察されます。
自宅の場所は函館市美原1丁目のアパート
事件が発生したのは北海道函館市美原1丁目にある2階建てのアパートの一室です。詳細な住所や建物名までは報道されていませんが、近隣住民によれば「古びた木造アパート」であったとのこと。
美原エリアは函館市の中でも比較的人口が多く、商業施設もある地域ですが、アパートの家賃は低めで、生活困窮者や高齢者が多く住んでいる地域とも言われています。
「葬式代がない」—高すぎる葬儀費用がもたらす悲劇
兄弟はともに、「父の葬式代がないから放置していた」と供述しています。これは決して他人事ではなく、日本全国で起きうる問題。
実際に家族葬でも最低でも50万円以上、一般的には100万円を超えることもあります。香典返しや戒名、火葬費用など、細かい項目が積み重なり、貯金のない家庭では賄えないケースも多いようです
ある投稿者は、「家族葬でも100万円近くかかった。参列者への返礼品や戒名料で予想以上に費用がかさんだ」と話しています。
行政や福祉の支援を受ける方法があった
もし、工藤兄弟が適切なタイミングで行政に相談していれば、生活保護や社会福祉協議会の葬儀費用支援制度を受けられた可能性があります。
亡くなった場合、まず救急車を呼ぶか警察に連絡することが最優先。経済的に困っていても、死亡届や火葬許可を出す行政手続きは、支援を受けながら進めることが可能です。
困ったときには、まず病院・役所・地域包括支援センターなどへ相談することが大切です。
ネット上の反応：「誰にでも起こり得る」「制度の不備を感じる」
この事件に対し、ネット上では多くの意見が寄せられています。
「家族葬でもお金がかかる。兄弟に責任を問う前に、日本の葬儀制度を見直してほしい」
「貧困は犯罪に直結しないかもしれないが、社会からの孤立が事件を引き起こす要因になる」
「元気なうちに葬儀の準備をしておくことが大切。葬儀社の会員制度も検討した方がいい」
また、「お寺が無料で葬儀をしてくれた」という経験談も話題になっており、地域によっては助け合いの精神が残っていることも感じさせられます。
今後の捜査と社会の課題
警察は今後、工藤幸美さんの**死因の特定（司法解剖）**や、届出を怠った経緯、福祉との関係性などを詳しく調べていく方針です。
今回の事件は、単なる死体遺棄事件ではなく、貧困・孤立・社会制度の盲点という複雑な問題が絡んでいます。
まとめ
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工藤正昭容疑者（52）と弟・工藤隆昭容疑者（47）は父親の遺体を自宅に放置し死体遺棄容疑で逮捕
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理由は「葬儀代がなかった」こと
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顔画像や詳細な経歴は不明だが、職業はとび職と無職
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事件現場は函館市美原1丁目のアパート
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葬儀費用が払えない問題は、全国的に存在する社会課題
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行政・福祉による支援制度の周知と活用が今後の課題
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