2025年6月をもって、BSフジの代表取締役社長・亀山千広氏の退任説が浮上し、フジテレビ社内が大きく揺れています。
「踊る大捜査線」シリーズの“生みの親”として知られる彼に何があったのでしょうか。
この記事では、退任説の背景にある“女子アナ接待問題”や、かつての「SMAP」中居正広氏と重なる構図、そしてフジテレビの現状と今後について掘り下げていきます。
亀山千広のプロフィール 何者か?フジテレビの“顔”だった男
まず亀山千広氏(68)は、1990年代からフジテレビの看板ドラマ「踊る大捜査線」を手掛け、“視聴率の神様”と称される存在でした。
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2013年~2017年:フジテレビ社長
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2017年~現在:BSフジ社長
しかし、近年のフジテレビは視聴率・収益ともに低迷。中でも2025年3月期の連結決算では、純損益が201億円の赤字と発表され、局内の緊張感は高まっていました。
中居正広騒動と酷似?女子アナ接待問題の発覚で同類
事態が大きく動いたのは2023年6月2日。同日、中居正広氏のスキャンダルで“スポンサー離れ”が起きたタイミングで、亀山氏も若手女子社員と会合を開いていたことが報道されました。
会合の詳細は以下の通りです:
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台風接近により交通機関が停止していた夜
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都内のBSフジ取締役の自宅にて開催
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20代の女子社員3人を誘って訪問
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社内では「パワハラ・セクハラの温床」として問題視
この件は会社から「厳重注意」を受けたとされ、フジ関係者の間では「中居氏の事件と同様、企業イメージを大きく損なう行為」との声が高まりました。
亀山千広【内部告発】女性アナウンサーが“接待要員”だった?
さらに深刻なのが、「女子アナ接待」の実態が、忘年会の席次案から明るみに出たことです。
流出した資料には以下のような記載が確認されました:
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参加者の多くはフジテレビの幹部
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芸能事務所関係者や「バーニング系」の人物も同席
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席次には「女性アナウンサー(調整中)」の表記あり
関係者の証言では、Yアナ(当時20代)やZアナが接待要員として動員されていたとされ、「断ることは許されなかった」と語っています。フジテレビが誇る“アナウンサー文化”が、まるで昭和の飲み会のような構図で使われていた現実に、視聴者からも批判が相次いでいます。
港浩一、亀山千広…「古い体質の象徴」としての責任
同時期に話題となったのが、港浩一氏(元共同テレビ社長)や大多亮氏など、バラエティやトレンディドラマの時代を築いた幹部の相次ぐ退任。
かつての「黄金時代」を支えたこれらの人物が一線を退くなかで、亀山氏の“問題行動”が目立つ形となり、局内でも「もはや時代に合っていない」という声が強まっているのです。
また、港氏については「女性アナ接待の常習者」という内部告発もあり、幹部人事が私的な癒着に繋がっているという疑念も…。
『踊る大捜査線』新作映画の命運は?
一方、亀山氏が筆頭プロデューサーとして関わっている『室井慎次』シリーズが2023年に12年ぶりに復活しヒット。現在も**2026年公開予定の『踊る大捜査線 N.E.W.』**の制作に関与しています。
関係者の証言では、
「亀山さんがいなくなれば、新作の制作体制に大きな影響が出る」
とも語られており、映画ファンやスポンサーからも不安の声が上がっています。
フジテレビの“未来”を誰が支えるのか
フジ・メディア・ホールディングスは、急速なネット化・コンプライアンスの強化に追いつけず、今やかつての“王者テレビ局”の面影は薄れつつあります。
亀山氏がかつてインタビューで語ったセリフが、現在の状況を予見していたようにも感じられます:
「君はもういらない、と言われるとき、本人も薄々気づいているはずなんですよ。」
これは、フジテレビが“旧体制”をどう清算し、新しい時代へどう対応していくかという問いでもあるのかもしれません。
世間の反応は?
SNSやネット掲示板では、以下のような声があがっています。
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「またフジかよ…女子アナ接待ってまだやってるの?」
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「踊る新作は観たいけど、もう時代遅れの体制にうんざり」
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「退任じゃなくて解雇じゃないの?」
一方で亀山氏の功績を評価する声もあり、意見は二分しています。
まとめ:中居正広と重なる“終わり方”に見る業界の変化
「視聴率神話」ともてはやされた亀山千広氏。そんな彼の“退任”が、**一部の報道では「左遷」や「解雇」**と表現されているのは、時代が大きく変わったことの象徴でもあります。
中居正広氏のスキャンダルもそうですが、「権力者が女性を“私的利用”する構図」は、もはや社会的に許されません。
フジテレビはここで本気の体質改善に取り組まなければ、信頼を取り戻すことは難しいでしょう。踊る新作が陽の目を見るか、それとも迷走するか——その鍵を握るのは、“最後の一歩を踏み出す覚悟”かもしれません。
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