社会学者・古市憲寿氏(40)が、自身のX(旧Twitter)で元タレント・中居正広氏(52)を擁護する発言をしたことが、現在ネット上で大きな注目を集めています。
この発言は、中居氏の代理人弁護士がフジテレビの「第三者委員会」に対し、調査報告書の信頼性に疑問を呈し、再釈明を要求した声明を受けたもので、古市氏は「第三者委員会の守秘義務の誤認は重大」「このままでは制度の信頼性が崩れる」といった、かなり踏み込んだコメントを投稿しました。
しかし、これに対し「古市って何者?なんでこんなに擁護してるの?」「胡散臭いし、見たくない」といった批判の声もSNS上にはあふれており、まさに賛否が真っ二つに分かれている状態です。
この記事では、古市憲寿氏が中居正広氏を擁護した理由とその背景、そしてそれに対するネットの声を徹底的に掘り下げていきます。
■中居正広とフジテレビ第三者委員会の騒動とは?
まず、この問題の背景を整理しましょう。
2024年に入り、元SMAPである中居正広氏に関して、フジテレビが設置した「第三者委員会」が「性暴力の疑いがある」とする報告書を発表。報道後、中居氏は芸能活動を無期限で休止すると発表し、大きな波紋を呼びました。
これに対して、中居氏の代理人弁護士は当初から強く反論しており、「守秘義務の範囲を誤認したまま調査が行われた」「不利益な認定がされた」として、フジテレビ側に調査の透明性や証拠の開示を求め続けてきました。
そして、2025年5月30日になって改めて「再釈明」を求める8ページにわたる声明文が公開され、その中では守秘義務違反やプライバシー侵害の疑いにまで言及される事態に発展しています。
■古市憲寿が擁護に回った発言の詳細
この声明を受け、古市憲寿氏はX上で以下のように述べました。
「中居正広さんの代理人弁護士による再釈明要求の文章が公開されていますね。特に、第三者委員会が【守秘義務の範囲を誤認していた】という指摘は重大だと思います」
さらに、
「“芸能人だから反論してこないだろう”と高をくくっていたのでしょうか。自分たちに都合のいい情報は無断で公開し、都合の悪い部分は守秘義務を理由に批判する。」
と強く非難。
また、「第三者委員会の報告書が、まるで週刊誌レベルの読み物のようだった」「公正中立性が疑わしい」とし、制度そのものの信頼性にも警鐘を鳴らしています。
■なぜ古市はここまで中居正広を擁護するのか?
古市氏は過去にも中居正広氏との親交を感じさせる発言をしており、「プライベートでも会う間柄」だとされることから、個人的な信頼関係が背景にあると見る声は少なくありません。
また、古市氏は一貫して「メディアの不透明性」「権威の暴走」に対して批判的なスタンスを取ってきました。
社会学者としての視点から、今回の「守秘義務の誤認」が「社会制度の形骸化の象徴」であると見ている可能性もあります。
つまり、古市氏の擁護には以下の二つの側面があると推測されます:
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中居氏個人に対する信頼と親しみ
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第三者委員会という制度の在り方そのものへの批判
■ネットでは「胡散臭い」「見たくない」の声が続出
一方で、古市氏の発言に対してはSNSで次のような批判も噴出しています。
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「なんでこの人は毎回芸能人の味方ばかりするの?」
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「中立な立場じゃないのにコメントすんな」
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「胡散臭いって思ってしまうのは私だけ?」
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「見たくない。中居の名前出るだけで不快」
このように、古市氏の“擁護的すぎる”スタンスが、「偏りすぎていて信頼できない」と受け止められてしまっている部分もあるようです。
■「そもそも古市憲寿って誰?」という声も…
また、若年層を中心に「そもそも古市憲寿って誰?」という声も少なくありません。
古市憲寿氏は、慶應義塾大学卒、東京大学大学院修了の社会学者で、2010年代からメディアで活躍。
歯に衣着せぬコメントが特徴で、特に『とくダネ!』や『ワイドナショー』など情報番組への出演で知名度を上げました。
しかし、発言の過激さや空気を読まない姿勢がたびたび炎上を呼び、支持と批判が極端に分かれる“論客”としても知られています。
■「第三者委員会」のあり方に本当の問題がある?
古市氏の発言が胡散臭いと感じる人も多い中で、彼が指摘している「第三者委員会」の在り方にも確かに一理あります。
実際に、企業の不祥事などで設置される第三者委員会は、調査の中立性や透明性が求められるものの、メディアがスポンサーとなる場合などはその公正さに疑問が投げかけられるケースも。
今回の件でも、「当事者の守秘義務の解釈を誤ったまま事実認定を下し、それを根拠に社会的制裁を加える」という行為が事実であれば、重大な人権問題に発展しかねません。
■今後の展開と注目ポイント
今後注目すべきポイントは以下の通りです:
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フジテレビの第三者委員会が再釈明にどう対応するか
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中居正広氏が今後沈黙を破り、自らコメントを出すのか
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古市氏を含め、他の文化人・知識人がどのような発言をするか
また、SNS上では今後も「古市の言動は信じられるのか」という論争が続きそうです。
■まとめ:「擁護」にも“誠意”が必要な時代へ
古市憲寿氏が中居正広氏を擁護した今回の件は、擁護する側にも「立場の中立性」や「説明責任」が求められる現代の世論の厳しさを浮き彫りにしました。
彼の発言には社会制度への問題提起も含まれており、単なる“擁護”ではないとする見方もできますが、発言者が有名人である以上、「誰のために、何のために発言しているのか」が問われ続けるのは避けられません。
古市氏の発言は「ヤバい」と言われる一方で、制度への問題提起という意味では無視できない重みを持っています。S
NSやメディアの中でその本質を見極めることが、私たちに求められる姿勢ではないでしょうか。
※本記事は報道内容とSNS上の公開情報を元に構成しています。個人への誹謗中傷を目的としたものではありません。
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