2021年に東京都八王子市で発生した特殊詐欺事件で、ついに「受け子」として公開手配されていた男・藤本賢太容疑者（28）が埼玉県警により再逮捕されました。
この事件は高齢者を狙った悪質な詐欺として多くのメディアに取り上げられてきましたが、驚くべきは藤本容疑者が今回で7回目の逮捕だという点です。
彼は一体どんな人物なのか？顔画像やSNS、自宅の情報、そして所属していた詐欺グループの実態まで、現時点で判明している情報をもとに詳しくまとめました。
事件の概要｜「保険料の還付金がある」と偽り40万円を詐取
2021年8月、東京都八王子市に住む82歳の女性のもとに一本の電話がかかってきました。
内容は「保険料を納めすぎているため、還付金がある」という嘘の話。女性はその言葉を信じ、指示されるがままに現金40万円を手渡してしまったといいます。
この時、現金の受け取り役、つまり「受け子」として現れたのが藤本賢太容疑者でした。
公開手配後は偽名で逃亡｜「神谷蓮」を名乗る
詐欺事件の発覚後、警視庁は藤本容疑者を公開手配。その影響を受けて、藤本容疑者は**「神谷蓮」という偽名**を使い、足取りをくらましていたことが明らかになりました。
この偽名で生活し、別の詐欺にも関わっていたとみられています。
藤本賢太の顔画像が公開
再逮捕の報道とともに、藤本賢太容疑者の顔画像もメディアにより報じられました。
マスク姿でカメラの前に現れた藤本容疑者は、黒髪のボブスタイルで目元が隠れるほどの長さ。
特徴的な外見から、以前の逮捕歴と照合された可能性もあります。
SNSアカウントはある？過去の投稿や仲間との関係
現在のところ、藤本賢太容疑者のSNSアカウントは特定されていません。偽名で活動していた可能性が高く、公開手配後は慎重に行動していたものとみられます。
ただ、詐欺グループの内部では、LINEやTelegramなどの暗号化されたアプリで連絡を取り合っていたと考えられており、警察が押収したスマホなどから今後さらに情報が出てくる可能性があります。
自宅住所はどこ？潜伏先と行動範囲
藤本容疑者の正確な自宅住所は公表されていません。ただ、偽名を使いながらも関東圏内、特に東京都内や埼玉県、神奈川県のアパートを転々としていたという情報があり、逃亡生活を続けていたとみられます。
詐欺グループのアジトや拠点は、家賃が安く、周囲の目が届きにくい場所が選ばれやすい傾向があり、今回も同様のケースだった可能性があります。
特殊詐欺グループの中での役割は「受け子兼出し子」
藤本容疑者は今回の事件で「受け子」として逮捕されましたが、それだけではありません。
警察の調べによると、彼は**「出し子（ATMで現金を引き出す役割）」も兼任していたほか、過去にはリクルーター（詐欺メンバーの勧誘役）や指示役**を務めていたとされています。
さらに、カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループとも関係があり、国際的な広がりを持つ詐欺ネットワークの一員だったことも示唆されています。
過去の逮捕歴｜なんと7回目の逮捕
今回で藤本賢太容疑者の逮捕は7回目となります。
このような常習犯がなぜ再び詐欺行為に手を染めるのか。背景には、特殊詐欺という犯罪の「稼げる構造」があるとも言われています。
1回の犯行で数十万円から数百万円を得ることができるため、前科があっても再犯に走るケースが後を絶ちません。
グループの被害総額は8600万円超えか
藤本容疑者が属していたグループに関しては、すでに受け子からトップまで18人が逮捕済み。
その被害総額はおよそ8600万円に上ると見られています。
埼玉県警はこのグループの実態解明に向けて捜査を継続しており、さらに関係者が芋づる式に逮捕される可能性もあります。
ネットの反応｜再犯の多さに呆れの声も
今回の報道を受け、ネット上では以下のような反応が見られました。
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「7回も逮捕されてるのに、また詐欺？信じられない」
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「なんで釈放されてるの？法律が甘すぎる」
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「年寄りを騙すとか、人として終わってる」
特に高齢者を狙った犯行に対して、世間の怒りは大きく、再犯を許してしまった司法制度に対しても批判の声が上がっています。
まとめ｜藤本賢太容疑者は氷山の一角？
藤本賢太容疑者の再逮捕によって、また一つの特殊詐欺グループの闇が明るみに出ました。
しかし、これは氷山の一角にすぎません。特殊詐欺は年々巧妙化しており、今もどこかで新たな被害が生まれている可能性があります。
今後の捜査で、藤本容疑者がどこまで関与していたのか、そしてまだ逃れている仲間がいないかどうかが明らかになることを期待したいところです。
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