Googleアドセンスは、ブログやサイトに広告を表示して収益化できる人気のサービスですが、審査に合格しないと広告を掲載することはできません。
「審査に出したのに不合格だった…」
「理由が書かれてないから、何を直せばいいのか分からない…」
このような声は本当に多く、筆者も実際に2回不合格になりました。
しかし、原因を一つひとつ改善し、3回目の申請でようやく合格。この記事ではその体験をもとに、落ちた理由と合格のためにやった対策を具体的に紹介します。
私が最初にアドセンス審査に落ちた理由
理由①:記事数が少なすぎた(5記事)
最初に申請したときは、「とりあえず形ができたから申請してみよう」と、5記事(1,000〜1,500文字程度)で申請。
結論から言うと、記事数・文字数ともにコンテンツ不足と判断されたようです。
✅ 改善ポイント:
-
記事数は最低でも10記事以上
-
各記事は2,000文字以上を目安に
-
読者の悩みを解決する内容にする
理由②:「日記ブログ」のような内容だった
当時のブログ内容は「今日〇〇を食べておいしかった」「〇〇に行って楽しかった」などの**単なる体験記(日記)**でした。
これはユーザーにとって有益な情報が少ない=価値が低いコンテンツとみなされやすいです。
✅ 改善ポイント:
-
体験をベースに読者に役立つ情報へ
-
例:「〇〇のランチは子連れにおすすめ!理由と注意点3つ」
-
-
検索ニーズのあるキーワードを狙う
理由③:プライバシーポリシー・お問い合わせページがなかった
Googleアドセンスの審査では、「信頼性のあるサイト」であることが求められます。
しかし当時のブログには、以下の基本的な固定ページが未設置でした。
✅ 審査通過に必須のページ:
-
プライバシーポリシー
-
お問い合わせフォーム
-
運営者情報(簡単なプロフィール)
これがないと、Googleが運営者を確認できず、広告主の信頼を損なう可能性があるとみなされます。
理由④:無料画像の出典を明記していなかった
フリー素材サイトから画像を使っていたものの、出典や著作権表記を省略していたため、著作権的にグレーな状態に。
Googleは著作権を重視するため、画像の使用ルールを守っていないサイトは不合格になるリスクが高いです。
✅ 改善ポイント:
-
商用利用OKなサイト(例:いらすとや、O-DAN、Pixabay)
-
使用画像の下に「出典:〇〇」などと記載
理由⑤:内部リンク・カテゴリが整理されていなかった
トップページに記事がずらっと並ぶだけで、カテゴリも内部リンクもほぼナシ。これでは、ユーザーがサイト内を回遊しにくい構造です。
Googleは、ユーザーが快適に情報を得られるサイト構造を評価します。
✅ 改善ポイント:
-
カテゴリを3〜5つに分類
-
記事同士に関連リンクを入れる
-
「人気記事」「おすすめ記事」などのサイドバー設置
アドセンス合格のためにやった5つの改善策
① 記事数・文字数を増やす(10記事・各3000字以上)
合格時点でのブログ構成は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
記事数 | 12記事 |
文字数 | 各記事 3,000〜4,000文字 |
テーマ | ブログの始め方、副業、生活のお悩み系 |
読者の検索意図を意識して書いた記事が評価され、コンテンツの質と量を同時に満たすことができたのが大きなポイントでした。
② 必須ページを設置する
以下のページをWordPressで新たに作成しました。
-
✅ プライバシーポリシー(Googleアドセンス向けに文例を参考に)
-
✅ お問い合わせ(Contact Form 7 プラグイン使用)
-
✅ 運営者情報(ペンネーム+簡単な自己紹介)
これらは審査通過にはほぼ必須レベルです。
③ スマホ表示の最適化(レスポンシブデザイン)
テーマを無料の「Cocoon」に設定していたため、スマホでも読みやすいデザインになっていましたが、改めて以下を確認。
-
文字が小さすぎないか?
-
行間が詰まりすぎていないか?
-
ボタンやリンクが押しづらくないか?
スマホでの閲覧が7〜8割を占める現代では、モバイルフレンドリーは非常に重要です。
④ 画像の使用と著作権表示を徹底する
すべての画像を以下のサイトから取得し、キャプションまたは記事末尾に出典を明記しました。
-
O-DAN(Pixabay経由の画像を多用)
-
いらすとや
-
Canva(無料プラン)
Googleから「安心して広告を出せるサイト」と見なされるためには、著作権の遵守が不可欠です。
⑤ サイトの構造を見直す(内部リンク・カテゴリ整理)
-
カテゴリを「副業」「ブログ運営」「生活お役立ち」に分けて整理
-
各記事に「関連記事」リンクを入れる
-
サイドバーに「おすすめ記事」「最近の投稿」を設置
これにより、ユーザーの回遊性が高まり、サイト滞在時間や利便性の向上につながりました。
審査に合格したときの状態(まとめ)
項目 | 内容 |
---|---|
記事数 | 12記事 |
文字数 | 各記事3,000文字以上 |
カテゴリ | 3つに分けて整理 |
必須ページ | プライバシーポリシー・お問い合わせ・プロフィール設置 |
画像 | 商用OK素材+出典明記 |
モバイル対応 | Cocoon使用+表示確認済み |
広告 | 審査前は広告コードなし(他社広告含む) |
この状態で3回目の申請を行い、申請から4日後に合格通知が届きました。
アドセンス合格後に気をつけたいこと
審査に通った後も、以下の点に注意しないと広告停止になる場合があります。
-
ポリシー違反の内容(アダルト、暴力、誹謗中傷など)
-
他サイトのコピー・引用ばかりの記事
-
誘導的な広告クリック(「広告をクリックしてね!」は禁止)
Googleのポリシーを定期的にチェックし、継続的に質の高いコンテンツを更新することが、収益化のカギです。
まとめ:アドセンス合格は「信頼されるサイト作り」がカギ
アドセンス審査に落ちた時は、「何がダメだったのか分からない」と不安になりますよね。でも、原因を一つひとつ丁寧に改善していけば、誰でも合格は目指せます。
この記事を読んで、以下のチェックリストに取り組んでみてください。
✅ アドセンス合格のためのチェックリスト
-
記事数は10本以上あるか?
-
各記事は2,000〜3,000文字以上あるか?
-
読者の役に立つ内容になっているか?
-
プライバシーポリシー・お問い合わせページを作ったか?
-
画像の著作権・出典を守っているか?
-
サイトの構造は整理されているか?
「審査に落ちても、あきらめないこと」が一番大切です。
改善を続けて、あなたのブログが広告収益を得られる資産になることを願っています。
コメント